遺伝子検査の結果が直ちに「感染している」「感染していない」を示すものではありません
感染の有無は獣医師が判断する、と法律で定められています
検査精度 について
「検査精度」は「再現性」と「正確性」より算出しています
検査精度オプションによる検査精度(今回の検査が正しいかどうかの統計確率)
簡易・・・70%前後
一般・・・90%前後
高精度・・・95%前後
再現性 とは
再現性とは、全く同じ検体試料(例えば動物の糞便)で繰り返し検査を行い、同じ検査結果がどれだけ出るかです。
例えば1つの糞便で100回同じ検査を行い、すべての検査結果が同一になれば再現性は100%となります
PCR法遺伝子検査では検査に使う検体の種類、検査項目で異なりますが再現性は70%~95%程度です
正確性 とは
正確性とは、検査結果が本当にあっているか、ということです
例えば上記の再現性の結果が本当にあっているか、となります
主に検査の設計段階で正確性が90%以上となる遺伝子領域で検査を行っています
尚、ウイルス遺伝子に変異がある場合は正確であっても検出できないことがあります
検査結果が「陽性(高リスク・中リスク)」であったが感染していない状況例
以下のような場合は検査結果が陽性であっても感染していないことがあります
・複数頭(複数羽)を飼育しており、その中の一部だけが感染しており、感染個体から排菌された糞、吐瀉物、ウイルス、細菌、獣毛、フケ、脂粉、などが検査に用いた検体に付着していた場合
・ペットショップ、ブリーダー、ペットホテルなど動物が多数いる場所からお迎え、帰宅したばかりのとき、ペットについた検査該当ウイルス、細菌、フケ、獣毛などが検体採取中に落ちて検査容器に混入することがあります
・飼い主様がペットショップ、ふれあい動物園などへ行きそこから帰宅したばかりのとき、衣服についた検査該当ウイルス、細菌、フケ、獣毛などが検体採取中に落ちて検査容器に混入することがあります
・その他、何らかの原因で検査該当項目のウイルス、細菌が検査容器に混入した場合
※死菌、消毒済みであっても遺伝子が残っていれば検査陽性となります
検査結果が「陰性(低リスク・中リスク)」であったが感染している状況例
以下のような場合は検査結果が陰性であっても感染していることがあります
・断続排菌性の細菌、ウイルス感染症の場合は、排菌されている時期に検体を採取しないと排菌されていませんので検査結果は陰性となります(抗酸菌、ボルナウイルス、オウム病など)
・検査に用いる試料が所定と異なる場合
例_血液を提出するところを糞便を提出した場合、咽頭ぬぐい液を提出するところを鼻汁ぬぐい液を提出した場合など
・検査に用いる試料が規定よりも過少、超過して提出した場合
試料提出量は下限と上限が定められていますので必ず規定量をお守り下さい
・検査に用いる試料へ想定外のものが混ざっている場合
糞便検体には糞便のみ混入を想定しています。そこへ血液、ジュース、コーヒーなど糞便以外が混ざっていると正しい検査ができません。また、犬の糞便を提出するところをインコの糞便を提出した場合も同様です。所定の検査試料以外を混入させないで下さい
人間(飼い主)の遺伝子も混入しないようできるだけ注意して下さい。怪我をした手で獣毛採取してしまい、獣毛に人間の血液が付着していることが多々あります
・ウイルス、細菌の遺伝子が弊社の想定と異なる変異をしている場合
検査設計時に多少の遺伝子変異は想定しており、変異があっても問題なく検査できるように設計しておりますが、想定外の遺伝子領域で変異した場合や変異があまりに大きい場合は感染していても検出できません
・検査精度オプションの確率が示す想定範囲内の場合
例えば「簡易」では検査精度が70%ほどとなっておりますので、本来は陽性であっても10回検査して3回は陰性と検査結果がでるのは想定範囲となります。100%の検査は存在しないため、どこまで検査精度を担保したいか検討の上で検査をご依頼下さい
獣医師法に基づき、弊社では診断は行っておりません
検査結果を参考に飼い主様にてご判断いただき、判断がつかない場合はかかりつけ獣医師へご相談下さい