よくある質問(一般飼い主向け)

Q 血液と糞便、どちらの精度が高いですか?
A 検査自体の精度は基本的に同じです。検査対象や目的によって使い分け下さい
●血液は他動物や環境の影響を受けないというメリットがありますが、一般飼い主の方では採取しにくく、動物病院経由で採血する必要があります。また、鳥など小動物の場合は動物病院でも採血が出来ない事が多いです
●糞便は誰でも採取が可能で動物にも負担がかからず気軽な検査が可能です。ただし、環境や他の動物による遺伝子が混入する可能性があります(多頭飼育やペットショップからのお迎え直後など)

Q 検査で糞便を用いる場合、何日分必要ですか?
A 検査項目の排菌特性により検討下さい。通常は1日分(1回分)で検査可能です。過去の実験により、7日分の糞便を採取した場合と1日分の糞便を採取した場合で検査結果が同一だったため、当研究所では鳥クラミジアであっても通常は1回分の糞便を推奨しております。

Q 検査精度はどの程度ですか?
A 「簡易検査」では約85~90%前後と見込んでいます。「一般検査」で95%以上、「高精度検査」で98%以上ですが、試料採取の失敗や断続排菌特性などを考慮すると1回の検査あたり7~8割前後を見込んでおります。複数回の検査を続けて行うことで検査精度は向上します。

Q (鳥)PBFDが陰転しました。他の鳥と同居させてもいいですか?
A PBFDウイルスは陰転後も神経に潜んでいる可能性が示唆されています。実験により陰転後も免疫抑制によってふたたび陽性となることが確認されていますので、陰転後に他の鳥と同居させる場合はリスクを理解した上で行ってください。特にヨウム、白色オウムなどの同居は注意が必要です。

Q 検査で陽性(高リスク)となりました。治療薬が欲しいのです
A 当研究所は動物病院ではありません。そのため、治療薬の処方は行っておりません。お近くの動物病院へご相談下さい

Q ペットホテルに預けるために検査証明書が欲しいです
A 検査依頼書に検査証明書の発行希望欄がありますのでご記入下さい。検査後は直ちに依頼書及び検査検体を処分しているため、検査後の発行依頼は承ることができませんので検査試料送付時にお申し付けください

Q ペット遺伝子研究所で発行された検査証明書は〇〇〇ペットホテルで有効ですか?
A ペットホテルにより検査機関を指定している場合はありますので直接該当のペットホテルにお尋ねください

Q 長期冷凍の全血でも検査できますか?
A PCR検査であれば冷凍血液でも検査可能です。シーケンスご依頼の場合はご相談下さい

Q 提出する試料が貴重なため、検査後は返送していただけますか?
A 検査依頼書に返送希望の旨を朱書きでご記入下さい。着払いで返送可能です

Q すごく急いでいます。検体を直接持ち込み可能ですか?
A 営業時間であれば対応可能です。お急ぎの場合は事前に準備しておきますので来所前にご連絡下さい。超特急オプションの利用で最短2時間で検査可能です(速報値)

Q 試料が汚染されている場合、どの程度まで対応可能ですか?
A 土壌などのPCR阻害物質が多く含まれている場合はいくつかの前処理が必要となります。基本的に対応させていただきますが料金、納期はご相談となります

Q 抽出済みのDNA、RNAでも検査できますか?(死後解剖臓器の抽出液など)
A 適切な処理がされている場合は問題ありません。RNAの場合は-20℃で提出下さい

Q 「擬陽性」について教えて下さい
A 擬陽性とは本来は陰性であるにも関わらず、何らかの要因で誤って陽性と判定されることです。主に次のような要因で発生します。
 →提出された試料に何らかの要因で検査項目の該当遺伝子が混入しているとき
  ・パススルー・・・スワブや糞便で発生しやすく、環境中(他の感染動物など)のウイルス等遺伝子を鼻や口から吸いこみ、そのまま感染せず(免疫で対処した、死菌だった、など)排泄されることです。この場合は数日後の再検査では陰性となります。
  ・試料を採取する最中に他の感染動物からの糞、ホコリ、毛、唾液飛沫などが風に乗って採取試料に付着した場合(ペットショップ等で発生しやすい)
 →提出された試料に検査項目の該当遺伝子が混入していないとき
  ・通常はあり得ませんが、0.1%未満の確率で何もないにも関わらず陽性と検出されることがあります(検査室の汚染、機器の故障など)

Q 「擬陰性」について教えて下さい
A 擬陰性とは本来は陽性であるにも関わらず、何らかの要因で誤って陰性と判定されることです。主に次のような要因で発生します。
 →提出された試料に検査項目の該当遺伝子が入っていない(採取不良)
  検査項目と提出試料が一致しないとき(例、鳥クラミジア検査で羽を提出する)、断続排菌特性のある項目で非排菌時に検査試料を採取したとき、採取した試料が古く遺伝子が劣化しているとき、採取した試料の多すぎ、少なすぎといった問題は感染個体から採取された試料でも研究所で受領時点で遺伝子が入っておらず検査を行っても陰性と判定されます
 →提出された試料に検査項目の該当遺伝子が入っている
  ・ウイルス等の遺伝子変異(通常は変異しにくい遺伝子部位で検査を行っており、また多少の変異であれば問題なく検出可能です)は陰性と判定されます。また、「簡易検査」の場合は一定の割合(1割前後)で偽陰性が生じますので通常は「一般検査」を推奨します・

Q 他の検査機関では「陰性」または「陽性」と判定されましたが、こちらでは反対の結果が出ました。
A 遺伝子検査は採取日の時点での陰性、陽性を判定するものです。そのため、採取日の翌日に感染してしまう可能性も十分にあります。また、ウイルス等は変異するものであり、変異株を含めたすべてを正確に検査することができません。検査機関によって使用する検査薬メーカーが異なり、その関係で検査結果にバラつきが生じることがあります。基本的にはどこか一か所の検査機関で「陽性」という判定を受けたのであれば「陽性である」と考えて行動下さい。

Q 推奨のスワブがあれば教えてください
A 滅菌されたベビー綿棒などで構いませんがオイル付きはご遠慮下さい。輸送も考慮すると試験管付き綿棒(CTB-1502)などが使用しやすいかと思います

Q 一度に複数動物の材料を混ぜて検査できますか?
A 基本的に1案件で1動物(個体)とさせていただいています。複数個体の材料を混ぜると1個体あたりのDNAが減少して正しい判定ができないことがあります。事前にご相談頂ければ正常に判定可能になるまでDNA濃縮などを行うことが可能ですのでペットショップ等で多くのご依頼を予定されている場合はご相談下さい

Q 狂犬病の検査はできますか?
A 当研究所では狂犬病の検査は行っておりません。狂犬病のPCR検査は国立感染症研究所で行うこととなっております。狂犬病の疑いがある動物を発見・診察した時は管轄の保健所及び地方獣医師会へご連絡の上、国立感染症研究所にて検査を行います

Q 検査を受けるのは1回で十分ですか?
A 検査を受ける目的や背景を元にご検討下さい。「なんとなく」という検査であれば1回の検査で十分なこともありますし、「鳥ボルナ陽性の親鳥から生まれたヨウムのヒナ」であれば10回近い検査を受けた飼い主様(動物病院)もあります。 本検査では、検査を受けた日(試料を採取した日)の状態を確認するもので、それ以前や以降の感染を肯定、否定するものではありません。